iPhone 電源・音量ボタンが壊れたら…壊れたときの修理ガイド

1.iPhone 電源・音量ボタンが壊れたら…壊れたときの修理ガイド

iPhoneは私たちの生活に欠かせないデバイスです。電話はもちろん、LINEやインターネット閲覧など、多くの機能を一台でこなします。
iPhoneの操作には、電源ボタン、音量ボタンがよく使われます。
しかしその分、これらのボタンは故障することも多く「ボタンが反応しない」「押しても機能しない」などの問題が発生すると、iPhoneの使用が非常に不便になってしまいますよね。
本記事では、iPhoneのボタン故障の一般的な原因とその対処法、さらに修理の選択肢について詳しく解説します。

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2.iPhoneのボタンが故障したときの原因症状

この記事では、iPhoneのボタンが故障したときに起こる症状について詳しく解説していきます。

電源ボタンが反応しない

電源ボタンが反応しないと、そもそものiPhoneの電源を入れたり、画面をロックしたりすることができなくなります。
症状としては、本来、押したときにあるはずのクリック感がおかしくなってしまったり、ボタンが陥没したりすることが多く発生します。
この問題は、物理的な損傷や内部の劣化が原因であることが多いです。

電源ボタンの不具合は、誤ってiPhoneを落としたり、ボタンに過度の力が加わったりすることで発生しがちです。
このような場合、ボタンの交換が必要になることがあります。

音量ボタンが動作しない

音量ボタンが動作しないと、音楽や動画の音量調整ができなくなります。
ボタンを押しても反応しない場合や、ボタンを押したときのクリック感がなくなってボタン自体が陥没・埋まってしまうという不具合が多いです。
この場合も、ボタンの物理的な損傷や内部の接触不良が原因となります。

音量ボタンが陥没して押し込まれたまま戻らない、または押しても音量が変わらない場合、ボタンの内部の部品が劣化していたり、異物が詰まっている可能性があります。
ボタンを押してもボタン自体が動いている感触がする場合は、ソフトウェアの不具合の可能性があるので、後述する対処法を試してみてください。
音量ボタンの故障も、経年劣化やボタンを強く押しすぎたりすることで発生することが多いです。
また、水濡れによって内部の接触が不良になることもあります。

ホームボタンの不具合

ホームボタンの不具合は、ホームボタンがあったiPhoneの古いモデルではよく見られます。ホームボタンが反応しない、押してもホーム画面に戻らないなどの問題が発生することが多いです。
この場合、ソフトウェアの問題やハードウェアの故障が原因となります。

ホームボタンが使えない場合は、ほとんどの操作ができないほど致命的な不具合になりえます。
不具合は、iOSのバグやソフトウェアの設定ミス、ボタン自体の劣化が主な故障の原因です。

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3.ボタンが反応しないときの対処法

ボタンが故障した場合、ソフトウェアの不具合である場合もありますが、ボタンの陥没や押したときの感触の違和感などがある場合は、物理的な故障である場合が多いです。
物理的な故障の場合は、専門の修理業者に依頼する必要がありますが、その前に以下の対応を試すことで、簡単に回復できる場合があります。
修理の前に、以下を是非試してみてください。

再起動

再起動は、さまざまなソフトウェアの問題を解決するための基本的な対処法です。
iPhoneの電源ボタンを長押しして電源を切り、数秒後に再度電源を入れてみてください。
この操作で一時的なシステムの不具合が解消され、ボタンの動作が正常に戻ることがあります。
特に、システムがクラッシュしている場合や一時的なソフトウェアのバグによる問題に対して効果的です。

iPhoneの復元

iPhoneの復元（初期化）を実施することでも、ボタンの異常が回復することがあります。
ただし、データが全て削除されるため、明らかにボタンの陥没があるなど、ハードウェア側の問題が疑われる場合は、先に修理業者に依頼しても良いかもしれません。

コントロールセンターの利用

iPhoneの音量ボタンが反応しない場合の対処法になります。
iPhoneの音量は、コントロールセンターから操作することも可能なので、一時的に音量を調整したい場合には、有効な対処法です。

iPhoneX以降は、画面を右上の隅っこから下の方へスワイプすることで表示されます。
このコントロールセンターに音量を調節できる音量バーがあるので、それで音量を調節してください。

イヤホン側で音量を調整する

こちらも音量ボタンが故障している場合の対処法になります。
iPhone純正イヤホンや、その他のイヤホンでは、イヤホン側で音量を調整できる機能を有しているものがあります。
この場合、ボタン自体を動かさずとも音量を調整することができます。
ただし、イヤホンを接続している場合の対処法になりますし、根本的な解決にはなっていません。

Assistive Touchの設定

Assistive Touchを有効にすることで、音量ボタンや電源ボタンが反応しない場合でも画面上で仮想ボタンを使用することができます。

設定アプリから「アクセシビリティ」→「タッチ」→「Assistive Touch」をオンにします。
これにより、画面上に仮想ボタンが表示され、物理ボタンの代わりに使用できるようになります。

仮想ボタンはカスタマイズ可能で、ユーザーのニーズに合わせて機能を追加することもできます。
Assistive Touchで音量を調整することも可能ですし、デバイスの再起動なども操作できるようになります。
また、Assistive Touchを使用することで、物理ボタンの使用頻度をそもそも減らし、長期的にボタンの寿命を延ばすことができるので、設定していない方は、設定しておくことをおすすめします。

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4.専門業者による修理について

ここからは、対処法を試しても状況が改善しない場合について解説していきます。
基本的には、専門業者による修理を依頼する必要があります。
依頼先としては「AppleStore」「各キャリアの修理サービス」「地元の専門業者」に大別できます。それぞれについて解説していきます。

Apple Storeでの修理

Apple Storeでの修理は、公式の修理サービスを提供しているため、品質と信頼性が一番保証されています。
修理の流れは、まずApple Storeに予約を取り、店頭で問題を診断してもらいます。その後、修理内容に応じて修理を進めます。

公式修理のメリットは、修理後も保証が適用される点です。
ただし、修理費用は高めで、修理期間も比較的長くなることがあります。
何よりのデメリットは、本体交換より修理のため、データが消去されてしまうことです。

参照：iPhone の修理サービス - Apple サポート (日本)

各キャリアの修理サービス

au、docomo、SoftBankなどのキャリアショップでもiPhone修理を受け付けていますが、こちらも基本的にはApple Storeと同じ修理対応となります。
各キャリアでの修理サービスも基本的には交換対応となってしまうので、AppleStore同様、データが消去されてしまいます。
また、契約によっては安く修理してもらえることもあるので、ご自身のプランを確認してから修理を依頼するようにしてください。

地元の修理業者

地元の修理業者は、低コストで迅速な修理を提供することが多いです。
特にボタンなどの部品修理であれば、データを保持したまま修理できる場合もあり、すぐに復旧させたい場合に有効です。

ただし、修理業者の信頼性については事前に確認することが重要です。
口コミやレビューをチェックし、信頼できる業者を選びましょう。
地元業者は、迅速な対応が期待できる反面、使用する部品が純正でない場合もあるため、修理後の保証やサポートについても確認することが重要です。

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5.まとめ

iPhoneの電源ボタンや音量ボタンの故障は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
しかし、この記事で紹介した対処法を試すことで、多くの問題を解決できるでしょう。
再起動やソフトウェアのアップデートなどの基本的な対処法を試しても問題が解決しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

長期間使用することもあるスマホでは、経年劣化はどうしても起こってしまいます。
だからこそ日常的にiPhoneを大切に扱い、問題が発生した際には冷静に対処してください。
この記事が、iPhoneボタンのトラブルに対処するための一助となれば幸いです。