最近のスマホは、
- 高性能CPU
- 大画面・高画質ディスプレイ
- 5G・Wi-Fi・GPS など常時通信
と、小さな本体にたくさんの機能が詰め込まれた“小さなパソコン” のような存在です。
そのぶん、
など負荷の高い使い方をすると、
本体が温かくなるのはごく自然なこと。
しかし、
「触ると熱くて心配になる」
「このまま使い続けて壊れない?」
というレベルになってくると、
使い方を見直したり、状態をチェックしたりする必要が出てきます。
この記事を読みながら、
あなたのスマホの発熱が “普通の範囲”なのか、“注意が必要な状態”なのか
一緒に確認していきましょう。
目次
スマホが“普通に”熱くなるシチュエーション
まずは、**「ある程度の発熱は正常」**といえる場面を整理しておきましょう。
✅よくある“普通の発熱”
以下のような使い方をしていると、
本体がじんわり温かくなるのはよくあることです。
- 3Dゲーム・オンライン対戦ゲームを長時間プレイ
- 高画質動画(YouTube・Netflixなど)を長時間視聴
- カメラで長時間撮影・連写
- テザリング・モバイルWi-Fi代わりに使う
- 大容量アプリのダウンロード・アップデート中
これらはCPUや通信がフル稼働するため、
「ちょっと熱いな」と感じる程度ならそこまで心配はいりません。
🔄熱くなっても、休ませると落ち着くならOK
- 負荷の高い操作をやめる
- しばらく画面を消して放置する
- ケースを外して、風通しの良い場所に置く
こうした対処をすれば、
数分〜十数分で温度が下がってくる
このパターンであれば、
基本的には**“普通の範囲の発熱”**だと考えられます。
要注意!“危険な発熱”が疑われるサイン
次のような状態があれば、
「少し様子見で…」ではなく注意して見た方がいいサイン です。
⚠️サイン1:何もしていないのにずっと熱い
- 画面を消しているのに、本体が熱いまま
- ほとんど触っていないのに、触るとホカホカしている
バックグラウンドで
が暴走している可能性があります。
⚠️サイン2:熱くなる+動作が極端に重い・落ちる
- カクカクして操作できない
- フリーズする
- 勝手に再起動する
→ 発熱+動作不具合がセットになっている場合、
スマホがオーバーヒート気味になっている可能性大です。
⚠️サイン3:充電中に異常な熱さ
- 充電しながら操作していたら持てないほど熱い
- ケーブルやアダプタまでかなり熱くなる
これは、
いずれかに負荷がかかっているサインです。
⚠️サイン4:発熱+バッテリーの異常な減り・膨らみ
- 何もしていないのに残量が面白いほど減る
- 本体が膨らんでいる気がする
- 画面が少し浮いてきた
→ これは**バッテリー劣化や膨張による“危険系サイン”**の可能性も。
この状態で使い続けるのは避けた方が安全です。
その使い方が熱の原因かも?ありがちなNG習慣
「スマホが熱い」と感じる場面の裏には、
ちょっとしたNG習慣が隠れていることも多いです。
❌NG1:充電しながらの長時間ゲーム・動画
→ “熱のダブルパンチ”になりやすい組み合わせです。
❌NG2:分厚いケースのまま高負荷使用
- 耐衝撃・手帳型など、熱がこもりやすいケース
- そのまま高負荷アプリを長時間使用
熱が逃げにくく、
内部にこもった熱がどんどん溜まってしまう原因になります。
❌NG3:直射日光の下での使用
外気温+スマホの発熱が重なり、
あっという間に本体温度が危険ラインに達することも。
今日からできる、スマホの発熱対策
難しいことをしなくても、
ちょっとした工夫で発熱をかなり抑えられます。
✅対策1:高負荷の使い方は“休憩”を挟む
- ゲーム・動画は「ぶっ通し」ではなく、
30分〜1時間ごとに一度休ませる - その間は画面を消して机に置いておく
スマホにも休憩をあげるイメージです。
✅対策2:充電しながらの重い作業は控える
どうしても必要な場合でも、
- 充電しながらの“長時間プレイ”は避ける
- 短時間で済ませる
- 発熱が強いと感じたら、一度ケーブルを抜いて冷ます
など、**「熱いまま無理をさせない」**ことが大切です。
✅対策3:ケースを一時的に外す
- 高負荷作業中だけ、ケースを外して使う
- 特に夏場やゲーム時には効果的
※落下リスクが上がるので、
机の上など安全な場所での使用に限るのがおすすめです。
✅対策4:バックグラウンドアプリの整理
- 使っていないアプリを終了
- 自動起動・常駐アプリを見直す
- ストレージの空き容量も確保
“スマホに余裕を持たせる”=発熱も抑えやすくなる というイメージです。
季節・環境別に気をつけたいポイント
🌞夏・車内放置は要注意
- 真夏の車内は60℃以上になることも
- その状態で充電を始めると、バッテリーに大ダメージ
👉 車内放置は避ける
👉 どうしても置くときは、直射日光を避け、電源OFFか最低限の状態に
🛁お風呂場・サウナ近くなど
- 湿気+高温の組み合わせは、
内部結露や腐食+発熱の原因
たとえ防水機種でも、
長時間のお風呂場使用は避けるのが無難です。
❄冬場でも、“布団の中充電”は危険
- 布団やクッションの中で充電
- 熱が逃げず、局所的に高温になる
見えないところで熱がこもる環境は季節を問わず要注意です。
修理店に相談した方がいいケース
次のような状態があれば、
自己判断で使い続けるよりも、早めの診断がおすすめです。
🛠 相談推奨サイン
- 何もしていないのに、いつも本体が熱い
- 発熱+シャットダウン・再起動をくり返す
- 本体が膨らんでいる/画面が浮いている気がする
- 充電中・使用中の熱が以前より明らかに強い
- 発熱とともに匂い・異音など異常を感じた
修理店では、
- バッテリーの状態チェック
- 本体の温度・動作の診断
- 必要に応じたバッテリー交換や内部クリーニング
などを通して、
「まだ使い続けて大丈夫な状態か」
「交換・修理が必要か」
を見極めることができます。
まとめ:発熱は「スマホからのメッセージ」として受け取ろう
スマホの発熱は、
- 「頑張って処理しているよ」という正常なサイン
- 「そろそろ限界かも」という危険なサイン
の両方を含んでいます。
✅おさらい
- ゲーム・動画・カメラ・テザリングなどで“多少熱い”のは普通の範囲
- 何もしていないのに熱い/発熱+フリーズ・シャットダウンは要注意
- 充電しながら高負荷使用・分厚いケース・直射日光は発熱の大きな原因
- 高負荷使用にはこまめな休憩と、場合によってはケースを外して冷却
- 車内放置・布団の中充電・お風呂場使用など「熱がこもる環境」は避ける
- 不安なレベルの発熱が続くなら、早めの修理・バッテリー診断が安心
「気のせいかな」で終わらせず、
発熱を“スマホからの相談サイン”として受け止めてあげることが大切です。
もし今、
- 「最近前より熱くなりやすい」
- 「この熱さはさすがに不安…」
と感じているなら、
まずは使い方と環境を見直しつつ、
必要に応じて修理店で状態をチェックしてもらうことをおすすめします。
スマホを長く・安全に使うためにも、
“熱との付き合い方”を、今日から少しだけ意識してみてください。
まちスマ イオン豊橋南店
📍所在地:愛知県豊橋市野依町落合1-12 イオン豊橋南店1階
📞お問い合わせ:080-3496-2979
🕒営業時間:10:00〜21:00(年中無休)
元大手携帯キャリアショップに約5年間勤務し、店舗運営に携わる。
その後、iPhone修理業界に転身し、約10年にわたりスマホ修理事業を経営。自身で修理を手がけた経験も豊富で、これまでに累計2万台以上の端末修理を実施してきた。
「自称・日本一iCloudに詳しい男」として、データ保護やバックアップに関する深い知識を持つ。
また、経営者としてだけでなく、スマホ修理技術者のトレーナーとしても活躍し、これまでに100名以上の技術者の育成に携わってきた。
現在は、「日本全国の【想い出を継なぐ】」というビジョンのもと、「【修理で愛着を守る】」をミッションとして日々活動中。
お客様の大切なデータや端末を守る修理サービスの提供を通じ、技術だけでなく心のこもったサービスを追求している。