「電源が入らなくなったスマホに、大切な家族の写真が入っている。」
誰もが一度はヒヤッとした経験があるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、7年間使い続けたGalaxy S8から、家族の写真を救い出した実際の復旧ストーリーです。
携帯ショップでは「もう修理はできません」と言われ、半ば諦めかけていたお客様。
しかし、私たち「まちスマ」に託されたその端末から、奇跡のようにデータが蘇りました。
この記事では、実際の修理工程やお客様の声を通して、
“スマホ修理が単なる作業ではなく「想い出を守る仕事」である”ことをお伝えします。
目次
はじめに:データ復旧の依頼経緯
以前「データ復旧させてください」という動画を公開したところ、視聴者の方から実際にご依頼が届きました。
届いた端末は Galaxy S8。中のデータがまったく取り出せない状態とのことでした。
「家族の写真や電話帳がどうしても取り出したい」という強い想いを受け、今回の復旧がスタートしました。
故障の状態とお客様の想い
お預かりしたGalaxy S8は、たまに画面が一瞬だけ点くものの、ほとんど操作不能。
お客様は「電源は入っている気がする」と話されており、わずかな可能性にかけてのご依頼でした。
お話を伺うと、7年間使い続けた大切なスマホで、娘さんの結婚式の写真や家族の思い出が詰まっていました。
他の修理店では「修理不可」「データは諦めてください」と言われたそうです。
Galaxy S8分解・基板修理の流れ
Galaxy S8は部品流通が少なく、復旧には高度な技術が求められます。
今回は「時間優先」での復旧希望だったため、純正部品取りパーツを使用し、基板を移植して復旧を試みました。
背面を温めて分解 → ネジ・プレートを外す → 基板を慎重に取り外し → 新しい外装へ載せ替え。
基板にはすべてのデータが入っているため、1つのミスも許されない作業です。
データ復旧の成功とお客様の反応
組み上げ後、いざ電源を入れると──
無事に起動成功。 中のアプリや写真、メール履歴もそのまま残っていました。
お客様は新しいスマホには一部しかデータが移行できず、特にLINE履歴や写真が消えてしまったことを悲しまれていました。
しかし、この復旧によって 娘さんの結婚式の写真や7年間の思い出が全て戻り、その瞬間には涙ぐまれる場面も。
「本当にお願いしてよかった」とのお言葉をいただきました。
「想い出を守る」仕事としての修理
私たちは単なる修理屋ではありません。
スマホの中には、家族の愛情や人生の記録が詰まっています。
今回のように「もう無理だ」と言われた端末が復旧することで、お客様の人生の一部を守ることができます。
まちスマの管理者は全員、修理技術を理解しているスタッフです。
現場の気持ちが分かるからこそ、「お客様の想いを守る」修理ができると信じています。
他店で断られたスマホも諦めないで
携帯ショップやメーカー修理で「データは残りません」と言われても、セカンドオピニオンとしての修理屋が存在します。
他店で「無理」と言われた端末でも、私たちが復旧できるケースは多くあります。
まちスマでは「治らなかった場合の料金は一切いただかない」ポリシーで対応しています。
全国から郵送でもご依頼可能です。お気軽にご相談ください。
まちスマが目指す未来:家族の記憶を残す世界へ
私たちのビジョンは 「想い出を継なぐ」。
子どもが成長してからも、家族で写真を見返せる世界を作ること。
スマホの中のデータを守るだけでなく、現像してリビングに飾る文化を広げていきたいと考えています。
今後は、端末修理とあわせて「アルバム現像サービス」も展開予定です。
大切な想い出をカタチとして未来に残していけるよう、私たちは挑戦を続けます。
まとめ
電源が入らなくても、スマホの中のデータはまだ生きていることがあります。
「もう無理かも」と思った時こそ、ぜひまちスマへご相談ください。
私たちは、“想い出を守る最後の砦”として全力でサポートします。
元大手携帯キャリアショップに約5年間勤務し、店舗運営に携わる。
その後、iPhone修理業界に転身し、約10年にわたりスマホ修理事業を経営。自身で修理を手がけた経験も豊富で、これまでに累計2万台以上の端末修理を実施してきた。
「自称・日本一iCloudに詳しい男」として、データ保護やバックアップに関する深い知識を持つ。
また、経営者としてだけでなく、スマホ修理技術者のトレーナーとしても活躍し、これまでに100名以上の技術者の育成に携わってきた。
現在は、「日本全国の【想い出を継なぐ】」というビジョンのもと、「【修理で愛着を守る】」をミッションとして日々活動中。
お客様の大切なデータや端末を守る修理サービスの提供を通じ、技術だけでなく心のこもったサービスを追求している。