iPhoneの充電、間違っていませんか?知らないと損する正しい充電習慣とは
毎日当たり前のように使っているiPhone。中でも「充電」は、誰もが日常的に行っていることですが、実はその“何気ない充電の仕方”が、スマホの寿命を大きく左右していることを知っていますでしょうか?
今回は、意外と知られていないiPhoneのバッテリーに優しい充電方法と、絶対に避けたいNG習慣、そして便利な設定について詳しくご紹介します。
まず覚えておきたいのは、スマホのバッテリー残量は「ゼロに近づきすぎても、フル充電しすぎてもダメージを受けやすい」ということ。
そのため、理想とされているのが20%〜80%の範囲で充電を繰り返すという方法です。
とはいえ、毎回きっちりこの範囲に収めるのは現実的には難しいかもしれません。そこで大切なのは、次の2つを意識することです。
- 0%まで使い切らない(電源が落ちる前に充電を開始)
- 100%になったら早めに充電を終える
この2つを習慣づけるだけでも、バッテリーの劣化スピードを大きく抑えることができます。
知らずにやってしまいがちなNG充電習慣もチェックしておきましょう。
① 充電しながらのスマホ操作
充電中のスマホはバッテリーが最もデリケートな状態です。その状態で動画視聴やゲームなどをすると、発熱が増えバッテリーの劣化が一気に進みます。
実際に、充電しながらスマホを触ると本体が熱くなった経験はありませんか?
どうしても使う必要がある時は、できるだけ短時間で済ませるよう心がけましょう。
② 高温環境での充電
スマホにとって「熱」は大敵。充電中はバッテリー自体が発熱するため、そこに高温の環境が重なると、劣化のリスクが急上昇します。
例えば以下のような状況は避けましょう。
- 真夏の車内での充電
- 直射日光が当たる場所での充電
- 冬にカイロと一緒にポケットに入れての充電
最悪の場合、バッテリー膨張や発火の危険もあります。
充電する際は、風通しのよい涼しい場所で行うのが理想です。
スマホには、バッテリー寿命を守るための便利な設定が用意されています。
■ iPhoneの場合
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「バッテリー充電の最適化」をオンにします。
この設定をオンにすることで、iPhoneがユーザーの充電習慣を学習し、必要以上に100%の状態を続けないよう自動調整してくれます。
今回ご紹介した内容をまとめると、次の通りです。
・理想の充電範囲は20〜80%
・0%や100%は避けるだけで寿命が伸びる
・充電中の操作や高温環境での充電はNG
・iPhone・Androidの最適化充電設定を活用する
これらの習慣を少し意識するだけで、iPhoneのバッテリーの寿命は伸びます。特に最近は端末価格も上がってきているため、1年でも長く快適に使いたいですよね。
今すぐにでもできる簡単な対策ばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。